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教室、準備中!リベラルアーツの芽を育てる場所


少しずつ、教室の準備が進んでいます。

木の棚を並べ、ホワイトボードを置き、小さな机を整える。

まだまだ未完成だけど、それもまた「始まりの姿」として、とても愛おしく思えます。


今日は、そんな設営中の教室の様子を、少しだけお見せしますね!


メインの教室です

メインの教室です
メインで使用する教室です。

こちらが、メインで使用する教室です。

この空間が目指しているのは、「リベラルアーツ(Liberal Arts)」の考えに基づいた、知と感性の両方を育む場。


「リベラルアーツ」とは、古代ローマにおいて「自由市民が学ぶべき教養」とされた学問です。

ここで言う“自由”とは、単に時間の自由や気ままさのことではありません。


英語で言えば freedom と liberty ——。

同じ「自由」を表す言葉でも、その本質には違いがあります。


命じられるままに動く「奴隷的な生き方」から、

自らの意志で考え、選び、語り、生きていくための自由。

それが、リベラルアーツの出発点でした。


そのために必要とされたのが、

「言葉」「論理」「数」「自然」「音」「身体」との深い関わりでした。


どれも、現代を生きる私たちにとって、なおさら欠かせないものです。


そして実は、こうした異なる領域を組み合わせて育むことこそが、

より深い学びや、心と身体の健やかな成長につながると、私たちは感じています。


たとえば、数学者でありながらピアニストでもある女性。

論理と思索の世界と、音や感性の世界を自由に行き来することが、

どちらの理解も、より柔らかく、深いものにしていく。


これは、哲学者メルロー=ポンティの言葉を借りれば、

「私たちは単に“頭で考える存在”ではなく、“身体を通して世界を感じ、理解する存在”だということ。


つまり、学びとは思考だけでなく、感じること・動くこと・響き合うことも含まれているのです。


そんな「全体としての学び」の場を、私たちはつくっていきたいと思っています。


図書室もあります

図書室
なんと、図書室!

なんと、図書室もあります。


ここは単に本を読む場所ではありません。

ことばと出会い、考えに触れ、世界を少しずつ広げていく空間です。


棚には、子どもたちが夢中になれる物語や絵本だけでなく、

大人の方にも「ちょっと座って読みたくなるような本」を少しずつ揃えていくつもりです。


たとえば、育児や教育に関するもの。

あるいは、哲学や自然科学、物語や詩といった、

“自分を取り戻す = Liberty”ための本たち。


日々の忙しさや、流されがちな情報の中で薄れてしまった「自分自身の感覚」や「問い直す力」に、もう一度そっと触れなおすような読書体験です。

忙しい日常の中で、「思考を止めない大人でいること」も、実は子どもたちへの最大の贈り物かもしれません。


この場所は私たちにとっての「学びの入り口」であり、

子どもたちと大人が一緒に育っていける場所として、静かに息づいていく予定です。


プランター台、DIY中!

プランター台DIY中!
プランター台を自作しています!

こちらは、ハーブのためのプランター台を製作中の様子。

教室の環境づくりも、少しずつ手をかけて進めています。


ハーブたち

ハーブたち
ハーブたち

教室の庭では、子どもたちと一緒に育てるハーブたちが、静かに芽吹き始めています。

香りを感じ、変化に気づく——それだけでも、立派な学びです。

この場所は、まだ完成されたパッケージではありません。

これからお子さんたち、そして皆さまと一緒に、空間も時間も育てていくつもりです。


ふつうの塾や習い事とは少しちがうかもしれません。

けれど、「本当に必要なものは何か」を問い直したいと感じている方には、

きっと響くものがあると信じています。


今後も、少しずつSpiral Thinkers Lab の様子をお届けしていきますね。

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